私たちがおこなう介助により、介護が必要となった要介護(支援)高齢者でも、残存する機能や能力を活かして自分らしい生活をすることが可能となります。即ち、要介護(支援)高齢者が自らの選択で尊厳と生きがいのある生活を送ることが可能になるのです。適切な介護の仕方を身につけ、高齢者が安心して生活ができるよう心がけましょう。
▼高齢者介護の心構え
実際に高齢者の介護をする場合の心構えとして、下記があげられます。
【介護サービスとしての心構え】
○個人情報などの漏洩防止を心がけます
○プライバシーの保護を心がけます
○根拠のある介護サービスの提供に心がけます
○安全に加え、安楽な介助を心がけます
○経済効率の良い介護の提供に心がけます
○サービスの提供の記録と報告の励行に心がけます
▼当たり前のことをごく普通に。。。。
介護という行為は、誤解を招くいい方かも知れませんが、実はそんなに難しく考える必要がない行為なのです。高齢者が自分ひとりでできないその部分をちょっと手助けしてあげれば良いのです。それが重度化した場合でも、「通常の私たちならどうするのか?」、「安全・安楽にするにはどうするのか」と、当たり前のことをごく普通に介助すればよいのです。
そのためには、要介護(支援)高齢者の従前の生活習慣や現状の心身機能の状況など、詳細に把握しておくことが必要となります。この把握さえできれば、後は安全・安楽に実行するだけなのです。